2018年12月12日水曜日

シンガーミシン モナミヌウ SC200の修理

シンガーミシン SC-200 糸が切れたり、絡んだりするミシンをお預かりしました。
詳しく調べる為、糸を掛けた状態で送って頂きました。
カバーを取り外したところ、カマ付近にたくさんのホコリが入っています。
よくご使用頂いているようです。
糸が絡んでいる場所を特定する為、糸調子ダイヤルと天びんカバーを取り外します。
天びんに糸が絡んでいました。
糸が切れてはずみで穴の部分に絡んだようです。
天びんカバーを取り外しところ、針棒付近にもホコリがたくさん付着しています。
除去しました。
コンプレサーで飛ばしたのですが、この奥にまでホコリが溜まっていました。

ピンセットで引き出したら、こんなに出てきました。
針棒とカマの出合いの高さが低いようで、針棒の止めネジを少し触ったら、締まり弱く高さを合わせて調整しました。
針とカマの剣先のタイミングです。
メーカー、機種にもよりますが、左基線で針の穴の1.5ミリくらいの高さを通過するようにします。
糸切りメスです。
たくさん縫われていましたので、交換しました。
針板を取り付ける前です。
矢印の先にフエルトみたいなブラシが付いています。 これは糸を切った後に糸を保持するためです。取り除かないでください。
全体の注油をと試し縫いを行い修理完了です。ホコリの影響や、針とカマの出合い調整などで糸絡み、糸切れは改善しました。
これからも末永くご使用ください。

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