2019年1月9日水曜日

ブラザーミシン修理 PS-203 糸調子不良

ブラザー PS-203 糸調子が合わないミシンをお預かりしました。
小型軽量のコンピューターミシンで人気のPS-202型の色違いになります。
修理依頼の「糸調子が合わない」ですが、下糸のセットが不充分です。
この状態ですと下糸の張力が出なくて上糸が吊ってしまいます。
届いた状態で試し縫いを行いました。
上糸が吊った状態で下糸が引き上げられ表に出ています。
裏側の画像です。
下糸は張力がないため、たるんで直線縫いに見えません。
正常な下糸のセット方法です。
ボビンに巻いた下糸を手前に引いた時に、ボビンの左手前に出るようにします。
矢印の先から糸を入れてガイドの下に糸がなるようにします。
次に、右人差し指で軽くボビンを押え、手前に出ている糸を緩めずに左に引きます。
左に糸を引いた後に人差し指を離して、左横に糸を引いた時に張力を確認してください。
張力がない場合は、再度セットをやり直します。
糸を溝に通して最後は、糸を右に引き糸がカットされます。
カットした糸は、引き上げる必要はありません。
そのまま縫えるようになっています。
下糸のセットを正しくしました。
生地にきれいに縫い目が出ています。
最後に糸調子が合っている時は、ボビンの左端から糸が出てボビンの上を通過し、針落ち穴に糸が向かっています。
糸調子が悪い時は、一番にこの状態になっているかご確認ください。

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