2019年2月20日水曜日

シンガーミシン修理 モナミ アバンセ 1950

シンガー1950型 スピード調整不良、全体整備でお預かりしました。
シンガーの電子ミシンです。手元にスタート・ストップボタン、スピードコントロール、返し縫いレバーなどが集中して使いやすくなっています。

カマの底カバーを取り外しました。
20数年ご愛用のため、ホコリが溜まっています。
カマの回転軸を動かすギアですが、グリスとホコリが固まり回転不良を起こし、音が大きくなっていました。 掃除を行いグリスを補充しています。
本体から取り外せるカバーをすべて取り外して掃除と注油を行います。
カマの部分です。
赤の矢印部分に隙間がなく、糸抜けに不具合が出ていました。
黄色い矢印は内ガマを取り外すストッパーです。動かすと簡単に取れます。
内ガマを取り外しました。
3本の矢印のネジを緩めて全体を右に移動させて内ガマの隙間をつくりました。
下糸巻きの動作確認した時に、針も動いてしまい、クラッチの動作が悪くなっていました。
はずみ車を分解掃除を行います。
はずみ車を取り外しました。
はずみ車内部のグリスが固くなっていて除去し、新しいグリスを塗っています。
また、軸が汚れていたので掃除しています。
スピード調整は壊れていて、他社のパーツを改造して取り付けました。
その他、一通りの整備を行い、軽快な音で動きだし、縫い目もきれいに縫えています。
末永くご使用ください。

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