2019年3月7日木曜日

JUKIミシン修理 TL90糸調子があわない

JUKI TL90「糸調子があわない」修理で全体点検整備もご依頼頂きました。
このミシンも29年前に誕生してマイナーチェンジを繰り返して現在も後継機種が販売されています。
底カバーを開け点検していると、やはり経年劣化で糸切りカムに亀裂が入っていました。
今は、糸も切れるでしょうが、部品の供給がある内に交換をオススメしました。
糸調子不良の原因のひとつに釜の油ぎれがあります。
矢印の部分に油を半滴差すとそれだけで改善します。
糸取バネですが、なにか違和感があり糸取バネを取り外すと加工してありました。
運動量が不足していたので交換しています。
糸切りカムの交換で取り外す為に、下軸を右に移動する必要があり黄色い矢印のパーツのネジをゆるめて移動させ取り外しました。
取り外した糸切りカムです。
亀裂が入ってます。
左の新しいカムと交換します。
上カバーも開けて各部の点検注油を行っています。
ご使用のボビンケースは、純正品ではなく糸切りの残量がみじかくなってしまいます。
新しいボビンケースをお付けしました。
底カバーですが、経年の割にはきれいな状態です。若干の油汚れがあり掃除致します。
きれいにしましたが、若干の変色でこれ以上はきれいになりません。

全体の注油と掃除を行い、試し縫いもきれいに縫え動作音も良好です。
永年ご使用されていますが快調になりました。
末永くご使用下さい。

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