2020年1月14日火曜日

JUKI SPUR96 の修理 

JUKI シュプール 96 長期間ご使用されてなく動作不良で縫い調子が悪いミシンをお預かりしました。 20年以上前の機種で、今回、初めて整備されるそうです。
底のカバーを取り外しました。
20年以上ご使用ですが、ご使用頻度は少なく内部はきれいな状態ですが、簡単な掃除と注油、古くなったグリスの除去が必要です。
カマ周辺です。 若干のホコリがありますが、きれいな状態です。 ホコリを取って注油します。
糸切り装置部分です。 こちらもきれいな状態ですが、若干のホコリとサビが出ていました。
掃除とサビを落とします。
糸調子ダイヤルですが、糸調子皿にサビが発生していて分解して汚れとサビを落としています。 分解する前の画像を撮り、順番にならべておくと組み立ても楽にできます。
糸切り装置付近の掃除とサビを落としました。
注油を行い、動作も良好になっています。
はずみ車とクラッチバネです。
経年でクラッチバネのカバーが滑らなくなっています。 交換するまではなく、内部を研磨して滑るように調整しています。
全体的に動作が重たく、音が大きかったのですが、掃除・注油、グリスの除去、補充で軽快に縫えるように仕上げています。 まだまだご使用できそうです。  末永くご使用下さい。

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