2020年2月13日木曜日

ベビーロック 衣縫人 ルーパー交換修理

ベビーロック 衣縫人 ルーパー糸通しのパイプが外れ折れているミシンをお預かりしました。(15年ほどご使用です)
 底のカバーを取り外しました。
若干のホコリがありますが、内部はきれいな状態であまりご使用されていないようです。
修理箇所ですが、下ルーパーに埋め込んでいる糸が通るパイプが外れ途中から折れています。黒い部分はゴム管で連結部分が外れないようにしています。
新しいルーパーと交換です。
矢印部分が折れていました。
矢印部分が連結するのですが、ねじ止め部分にキズが入り簡単に取り付けが出来なくて、ルーパーの土台を外して組み立てです。
 新しいルーパーと連結管を組み立てました。
掃除をした後、 矢印部分の軸に下ルーパー台を取り付けます。
ルーパー台を取り付けました。
針と下ルーパー、上ルーパーと下ルーパーの交差位置と隙間を調整して目飛びしないようにしています。
 底部分はきれいな状態でしたが、掃除と注油を行っています。
試し縫いを繰り返し、目飛びなしできれいに縫えるようにしています。
まだまだご使用できそうです。
末永くご使用ください。

2020年2月7日金曜日

シンガーリル 1050DXの修理

シンガーリル 1050DX 糸が絡みやすく、下糸巻きの時に異音がするミシンをお預かりしました。(8年程ご使用です)

内釜の回転止めです。糸が絡んだ時にはずみ車を逆回転に回されて変形しています。内釜にもキズがあり交換が必要です。

釜周辺は掃除されてありましたが、後ろカバーにはホコリが溜まっていました。
よくご使用されているようです。
糸調子器付近を後ろから撮った画像ですが、待ち針が入りこんでいました。
取り除いています。
 内釜の回転止めです。板バネが変形して飛び出しています。糸が引っ掛かりやすくなるため修正します。
 分解してペンチを使い修正しました。
この後、取り付けます。


 釜の回転止めを取り付け掃除しています。
 キズがついていた内釜を交換しました。
 はずみ車からの異音ですが、注油で直らずスプリングピン(軸に通してあるピン)を抜いて分解します。
 分解しました。
右のベルトプーリーと軸の油切れが原因です。
 上の回転軸です。油切れによる細いキズがたくさんあります。これが異音の原因です。注油だけではすぐに元に戻り、摩耗も激しくなります。
 サンドペーパーで研磨しました。
注油を行い充分な空回しをして、汚れを落として組み立てます。
内釜の交換、釜の回転止めの修正、はずみ車の分解研磨・調整と全体の点検注油で快調に動いて修理完了です。
末永くご使用ください。