2018年11月17日土曜日

JUKI SPUR 30DX修理(注油箇所)

JUKI SPUR 30DXを修理でお預かりしました。 分解整備を行い修理完了しましたが、注油をされていらっしゃらないようで、今回注油箇所をご案内いたします。
カマの部分です。中カマは固定になっており、外カマは回転しますので注油が必要です。
右の矢印は、送り歯の上下運動軸で注油が必要です。
カマは注油後、余分な油を拭き取ります。
矢印の先の穴は、下軸(カマ回転軸)があり月に1度、1滴くらい差してください。
右は上の回転軸です。左は針棒及びクランクに油を差す穴です。
月に1度、1滴くらい差してください。
右の穴は上の回転軸に、左の穴は送り運動ロットに油を差す穴です。
月に1度、1滴くらい差してください。
不調の際は上記の穴に注油して頂くと調子よくなる場合があり、お試しください。

2018年11月15日木曜日

シンガーロックミシン修理 S-900DF 糸が切れる

シンガー4本糸ロックミシンS-900DF 一番右側の糸が、何度掛けなおしても切れてしまうミシンをお預かりしました。

シンガーロックミシンでリーズナブルな価格で前面カバーの開閉安全装置、フリーアームなどが付き売れている機種です。
一番右側の糸は下ルーパー糸です。
矢印の先の穴に通します。
通常右側の下ルーパー糸が切れた場合、何も知らなければ、下ルーパー糸だけ通しますが、すでに針の糸がルーパーに掛かっています。
下ルーパーに糸を掛けました。
穴に糸が通されていると引っ掛けたていた、針糸が抜けることができません。
最終的には下ルーパーの糸が切れてしまいます。
何度掛けなおして切れてしまいます。
ロックミシンの上下ルーパーの糸掛けをする場合は、面倒ですが針から糸を外してルーパー糸を掛けて、最後に針の穴に糸を通さないと糸切れを起してしまいます。

今回預かったミシンは不調ではではなく、糸掛けの順番が違っていた為に糸が切れていました。

3本糸、4本糸ロックをお使いの方は、最後に針の穴に糸を通すようにしてください。
順番が違うと糸が切れてしまいます。
エアー式のロックミシンは順番はありませんのでご心配いりません。

2018年11月14日水曜日

JUKI ミシン修理 TL-98SP 異音がして目飛びする

JUKI TL-98SP 異音がして目飛び、糸切れが発生するミシンをお預かりしました。

JUKIの人気の職業用ミシンです。
十数年経過していますので全体整備もご依頼頂きました。
上カバー、側面カバー、底カバーを取り外しました。
内部はご使用年数からすると綺麗な状態です。
底の部分ですがホコリもあまりありません。

矢印の部分が糸切りカムですが、亀裂が入っています。
現在は糸が切れていますが、ご了承を頂き、交換することにしました。
交換するには、カマとカマの回転止めを取り外し、下軸のギアと軸の振れ止めのネジを緩め矢印のように軸を右にスライドさせて、カムを取り外します。
亀裂が入ったカムと新しいカムです。

交換には針の高さが1.72ミリ下がった位置で、調整が必要になり難しい作業になりますが、交換しました。
カマにキズがありました。
糸切れやささくれの原因になりますので、サンドペーパーで研磨しました。
はずみ車のクラッチ、クラッチバネです。
経年でクラッチの不具合がでますので、内部の古い油を洗浄し組み立てました。
底とカバーです。
掃除と注油、グリスの除去と補充を行っています。
亀裂が入った糸切りカムで、負荷が掛かった時に半分に割れたりします。
交換後、糸切り具合を点検しました。
20数回連続で切れたので問題なさそうです。
全体の掃除と注油、点検を行い試し縫いを繰り返し問題なく縫え修理完了です。

糸切りカムを除く内部の状態は良好で当分の間ご使用できそうです。

当社では安心の修理保証をつけておりますので、今後もお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

2018年11月13日火曜日

ブラザーミシン修理 ソレイユ80 (動きが悪い)

ブラザー ソレイユ80 動きが悪いミシンをお預かりしました。

ブラザーCPS72シリーズです。
液晶画面に模様、押え、縫い目の長さなどの表示が出て、操作が間違った時はエラーメッセージを表示してくれます。
スーパー糸通し、自動糸調子など充実していてよく販売しました。
前面カバーを取り外してカマの部分です。
ホコリが溜まっていて、よくご使用頂いているようです。
全体の掃除後、注油を行いました。

動きが悪い部分の判断が出来ず、針棒・押えユニットが悪いのではないかと思い、連結部分のネジを緩め移動させました。
矢印の部分を手で回したところ、軽く動いてくれましたので針棒・押えユニットではないようです。
はずみ車・上軸ユニットです。
軸の回転を受ける丸い軸受部分が固くなっていました。
研磨と注油を行い軽く動くようにしています。
矢印部分は糸切りメスです。
まだ切れていましたが、交換しています。
(簡単に交換できるようにカッターの刃を使用しています)
全体の点検・整備を行い軽く動くようにしています。
試し縫いを繰り返し問題なく縫えて修理完了です。

当社では安心の修理保証をつけておりますので、今後お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

2018年11月8日木曜日

ブラザーミシン OB-510 下糸巻きの動作不良

ブラザーミシン OB-510 下糸巻きの動作が悪いミシンをお預かりしました。

コンパクト軽量のコンピューターミシンです。
針穴糸通し、水平ガマ、模様選択はボタンを押して数字変更で出来ます。


下糸巻装置の回転不良です。
手で回すと軽く回りますので固着ではないようです。 前面カバーを取り外して下糸巻装置を点検します。
通常、ベルトが掛かっているプーリー(はずみ車)に下糸巻のゴム輪があたり、軸が回転するのですが、動かない時は、ゴム輪のすり減り、固着などが原因ですが、油で滑っているようです。
下糸巻装置を取り外す為、メイン基板を取り外し、点検しましたがすり減りはではないようで油汚れを拭き取り、改善しましたが回転力が弱い状態でした。
そこで下糸巻軸を押える板バネの圧力を強めにして正常に回転するようになりました。


下糸巻も良好になり、全体の点検を行い試し縫いに問題なく修理完了です。

当社では、安心の修理保証をつけておりますので、今後お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
 

ブラザーミシン ミモレ B-894 の修理

ブラザーミモレ ランプは点くが液晶パネルが点かない、他の動作もまったくできないミシンをお預かりしました。

ブラザーの枠刺しゅうが出来る初期型です。
文字やサンリオキャラクターが刺しゅう出来てたくさん販売いたしました。

25年くらい前のミシンなので、パーツはありません。  
毎日入荷するネット販売の引き取りミシンから部品を調達しました。
引き取りから3週間くらい掛かってしまいましたが、程度の良いメイン基板が入荷しましたので交換しました。


試し縫いを行ったところ、上糸が強く糸調子装置の分解が必要でした。
矢印の下に糸を送りだすモーターがありガードしているカバーを取り外します。
矢印の部分が糸を送り出すギアで上部が2つのローラーで糸を挟んで送り出します。
分解の為、ローラー部分を取り外しました。
矢印のギアが軸に固着しています。
ギアを取り外しました。
固着していた軸です。
古い油が劣化して固着していたので拭き取り後組み立てました。
カマの部分はあまりホコリもなく、あまりご使用されていないようです。
点検と注油を行っています。
底の部分ですが、掃除を行い点検と注油をしています。
全体の点検と試し縫いを繰り返し、動作も問題なく修理完了です。
経年で、液晶が若干見づらくなっていますが、動作に問題はありませんでした。

試し縫いです。
糸調子装置の分解で自動糸調子も良好で、文字縫いもきれいに縫えています。
基板以外は程度も良く、まだまだご使用できそうです。

当社では、安心の修理保証をつけておりますので、今後もお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

2018年11月5日月曜日

シンガー アンティークミシンの整備

先日から分解していました。シンガーアンティークミシンを仕上げました。

ボビンケース部分です。
針が下にある時にボビンケースは左にあり、針が上昇する時にボビンケースは右に動き、ボビンケースの先が糸をすくうようになっています。
初期のミシンはカマ兼ボビンケースを使用して、回転運動ではなく、左右に動くように造られています。

ボビンケースの先が尖っていて、カマの剣先にの役目をします。
ボビンは細長いボビンになっています。
針は頭が細い針ですが、販売されていません。
家庭用の針の頭をグラインダーで細く削り取り付けました。
手回し部分です。
回転は奥に(右回り)回します。
現在のミシンと同じように調整ができます。
赤色の矢印のネジは押えの圧力調整、黄色の矢印は糸取バネの強さ調整です。
緑色の矢印は糸調子皿に連動していて糸締まりを調整できます。

試し縫いを行い、問題なく縫え整備完了です。

このミシンは会社のコレクションです。
会議室に飾られることになりました。

部品の欠損が無ければ古いミシンでも修理いたします。