2018年12月14日金曜日

ジャノメミシン LC7500Kの修理 (半回転釜の分解、組み立て)

ジャノメLC500K 針が刺さったまま動かないミシンをお預かりました。
原因は大釜のカバーをしっかりと止められていませんでした。
正常な止め方です。
この位置まで大釜押えを動かし固定します。
上の画像の状態ですと押えの効き具合が悪く中釜が暴れて絡んだようです。
今回、半回転ガマ分解と組み立てをご紹介いたします。
取り外しにはミシンを倒した方がやり易くなります。
一般的な半回転ガマです。
①針を一番上にして、ボビンケースを取り外します。
②ハの字型になっている大釜押えを開き中のポッチが見えるようにします。
③大釜のカバーを取り外します。
中釜の剣先が下側にあるのを確認します。
④中釜を取り外しました。
⑤矢印部分をドライバーなどで軽く擦り、糸ホコリや汚れを浮かせます。
⑥針を下に下げ、同じ様にドライバーなどで汚れを浮かせてウエスやティッシュなどで汚れを拭き取ります。
拭き取り後、1滴ほど油を差して余分な油は除去します。
⑦ポッチが手前になるように取り付けます。
⑧大釜押えをポッチが隠れるまで動かし終了です。
半回転釜は定期的にこの分解掃除を行って頂くと快調に縫えます。

2018年12月13日木曜日

宅配修理で送る時

当社では、個人のお客様や、お取引先などからも修理ミシンをお受けしております。
先日送られて来たミシンには底に緩衝剤が無く補助テーブルに段差が出来ていました。
矢印の足の部分ですが、根元に比べ、先端が狭くなっていますし、若干浮いています。
足の部分はコの字型の金属を使用していますが、輸送中の衝撃で湾曲しているようです。
平らな部分に置いてみました。
中央が若干浮いています。
金槌を使い叩いて修正しました。
カバーを取り付け、ほぼ正常な状態に戻しました。
段差も修正出来ています。
宅配で修理を送る時は底部分に緩衝材を2~3センチ入れてください。(丸めて新聞紙でも結構です)  当社の宅配修理センターは緩衝材も一緒に送っておりますのでご安心ください。

2018年12月12日水曜日

シンガーミシン モナミヌウ SC200の修理

シンガーミシン SC-200 糸が切れたり、絡んだりするミシンをお預かりしました。
詳しく調べる為、糸を掛けた状態で送って頂きました。
カバーを取り外したところ、カマ付近にたくさんのホコリが入っています。
よくご使用頂いているようです。
糸が絡んでいる場所を特定する為、糸調子ダイヤルと天びんカバーを取り外します。
天びんに糸が絡んでいました。
糸が切れてはずみで穴の部分に絡んだようです。
天びんカバーを取り外しところ、針棒付近にもホコリがたくさん付着しています。
除去しました。
コンプレサーで飛ばしたのですが、この奥にまでホコリが溜まっていました。

ピンセットで引き出したら、こんなに出てきました。
針棒とカマの出合いの高さが低いようで、針棒の止めネジを少し触ったら、締まり弱く高さを合わせて調整しました。
針とカマの剣先のタイミングです。
メーカー、機種にもよりますが、左基線で針の穴の1.5ミリくらいの高さを通過するようにします。
糸切りメスです。
たくさん縫われていましたので、交換しました。
針板を取り付ける前です。
矢印の先にフエルトみたいなブラシが付いています。 これは糸を切った後に糸を保持するためです。取り除かないでください。
全体の注油をと試し縫いを行い修理完了です。ホコリの影響や、針とカマの出合い調整などで糸絡み、糸切れは改善しました。
これからも末永くご使用ください。

2018年12月5日水曜日

JUKI 職業用ミシン TL-YSPの修理

JUKI職業用 TL-YSP 釜に糸が絡んで下糸を取り出せないミシンをお預かりしました。
シュプールシリーズの25SPとほとんど同じ商品です。
糸絡みの除去の為、底カバーを取り外しました。
若干のホコリはありますが、固着などはありません。
絡んでいたのは、中カマの回転止めです。
取り外して糸絡みを除去しました。

カマの回転軸にも絡んでいました。
こちらも除去します。
奥まで絡んでいましたのでカマを取り外して除去しました。
糸切りの切れ具合が若干悪かったので、糸切りカムの調整の為、逆さにして調整します。
はずみ車部分も分解して掃除しています。
汚れがあると下糸巻きクラッチが悪くなり、巻く時に針も動いてしまいます。
また、手回しの時に重たくなります。
サンドペーパーを使い汚れを落としています。
底カバーの取り外しですが、横向きにして取り外すより、カマを下に立てるようにして取り外しを行います。
(横向きはカバーの爪を痛めたりします)
全体の点検・注油を行い試し縫いも問題なく縫え修理完了です。

2018年12月4日火曜日

ジャノメミシン 767HXの修理 (動きが悪い)

ジャノメ 767HX 動きが悪いミシンをお預かりしました。
ジャノメの職業用ミシンで、ライトを2カ所取り付け、針穴糸通し、自動糸切りを採用、スピードの調節もできます。
何処の動作が悪いのか分からなかった為、タイミングベルトを横にズラして上部か下部かを確かめました。
下の回転軸を回したところ問題なく、上軸の方が重いようです。
動きが悪い原因を探す為、押え棒、針棒を取り外しました。
針棒が若干歪んでいたのが原因でした。
(珍しい症状で、年に1回程度あります)

発注していた針棒が入荷しました。
家庭用針仕様の針棒です。
約1週間、取り外したままの状態でした。
組み立てが大変そうです。
押え棒の取り付けです。
中にバネと押え圧力調整の指針を通します。
その後、高さと向きを調整しました。

針棒を取り付けました。
高さと向きを調整、針穴糸通しの高さも調整しています。
全体の点検と試し縫いを行い、問題なく縫え修理完了です。
針棒や回転軸の歪みで交換することは滅多にありませんが、強い負荷が掛かったようです。
交換を行い音も動作も軽くなっています。