2018年9月29日土曜日

JUKI4本糸ロックミシン RS-20の修理

JUKI RS-20 モーターの音はするが動かないミシンをお預かりしました。
このタイプは、20年くらい前の機種が原型でマイナーチェンジを繰り返し、現在に至ります。
縫い目がきれいで、20年くらい前はよく販売していました。
現在は、リーズナブルな価格になりお求めやすくなっています。
動かない原因は上ルーパーの支点部分で、ルーパー軸が固着していたようで、叩いて動くようにしました。  
底カバーですが、ほとんどホコリがありません。 
あまりご使用されていないようです。
前面カバーと底カバーを取り外しましたが、内部の掃除は必要なく、全体の注油のみ行っています。

上ルーパー軸と駆動腕の連結部分が錆びていました。
今後、サビがひどくなると動きが悪くなる為、分解してサビを落とします。 
取り外した後、サンドペーパーを使いサビを落としています。
この後、取り付けて縫えるように調整しました。 
組み立てを行い糸を掛け、糸調子を合わせて、かがり幅 を調整しています。
 
この後、試し縫いを繰り返し問題なく縫え修理完了です。
生地と糸の色が違いますが、きれいな縫い目が出ています。
 
このロックミシンできれいな縫い目を出すには、かがり幅を1.5にしてください。
糸調子ダイヤルは4を基準に若干の調整が必要です。 ちょっと慣れないと難しいかもしれませんが、きれいな縫い目がでます。
 
当社では、安心の修理保証をつけておりますので、今後お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

2018年9月27日木曜日

シンガーミシン SN-20Aの修理 (異音がする)

シンガー SN-20A 速度を上げると異音がするミシンをお預かりしました。

小型でリーズナブルな価格で販売されているミシンです。
半回転ガマを採用して、フットコントローラーで動かします。

前後のカバーを取り外し、異音の原因を探しました。

どうやら、下糸を巻く時のクラッチに摩耗があり音がしていたようです。

ベルトプーリー(モーターベルトが掛かっている部分)を取り外し中のクラッチを交換しました。
ベルトプーリーを取り付け、割ピンを打ち込み、はずみ車を取り付けています。

摩耗によるガタがあり、異音の原因でしたが解消し静かに動くようになっています。
はずみ車を取り付けた後、全体の掃除と注油、ギアやカムにグリスを塗って組み立てました。

半回転ガマは定期的に分解して掃除が必要です。 説明書を見て頂き、適切な手入れをお願いします。
試し縫いを繰り返し、問題なくすべての模様が縫えて修理完了です。

当社では安心の修理保証をおつけしていますので、今後もお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

2018年9月26日水曜日

ブラザーミシン M-200の修理

ブラザーM-200 送り歯が上がらないミシンをお預かりしました。

ブラザーのコンピューター刺しゅう機付のミシンです。
ディズニーの刺しゅうができ、タッチパネル操作になっていて、自動糸切り、簡単な自動針穴糸通しもついています。



ドロップフィールドは送る側に動いていますが、送り歯は上がっていません。
通常は、はずみ車を手前に1回転すると上がってきますが、上がりません。

ドロップフィールド以外が悪いようです。
前面カバーを取り外しました。
この後、送り装置、自動糸切りから出ている配線を外し、ユニットを本体から取り外して確認します。
送り歯の支えが外れていました。
通常は送り歯を上に手で持ち上げると受け皿に乗るのですが、挟まっていました。
挟まっていた送り連結棒を正常な位置に戻して高さ、前後の動きが正常になりました。
(下画像)







送りの調整を行う為に取り外していた、送り・カマユニットを本体に戻します。
ユニットを取り付け配線をメイン基板に繋いで
全体の掃除と注油を行い、前面カバーを取り付けます。
送り歯も針板から出ています。
動作も問題なさそうです。
前面パネルを取り付け、ボタンスイッチ、タッチパネルの点検、試し縫いを繰り返し問題なく縫えて修理完了です。

送り歯の連結棒は設計上、外れない造りになっているそうです。
厚物縫いか、もしくは強い負荷が掛かったのではないでしょうか。

当社では安心の修理保証をつけておりますので、今後もお困りことがあればお気軽にご相談ください。

2018年9月25日火曜日

シンガーミシン メリット 8800の修理

シンガー メリット8800 カマに針が当たり縫えないミシンをお預かりしました。

平成4年に当社でご購入頂いたミシンです。
26年前のミシンですが、きれいな状態です。
このミシンは、工業用の全回転カマを使い、フリーアームが細くて長く、袖口や小物作りに適していました。
現在のミシンはフリーアームになりますが、水平ガマを使い、プラスティックの外装で覆われていますので、こんなに細くできません。
頑丈な造りでよく販売していました。
模様選択ダイヤルの画像ですが、固着して動きませんでした。

強く回すとギアが欠けてしまう事があるため取り外します。
ギアのネジを緩め、後部から軸を叩き出し、
模様選択ダイヤルとギアを取り外し、固着していた部分を研磨しています。
模様選択ダイヤルの組み立てです。
選択ダイヤルを軽くするために2重のダイヤルになっています。

外した時の直線にダイヤルを合わせて、連結
ギアを取り付け、模様の変更ができるようにしています。

ご依頼のカマに針が当たるのは、中カマの回転止めが曲がっていて中カマもいっしょに回転していました。
回転止めを調整して回らないようにしています。

また、針板にキズがあり、糸切れやささくれの原因になります。
きれいに研磨しました。

上カバー、底カバーなどを取り外し掃除と注油を行い、糸調子を合わせ試し縫いを繰り返し、きれいに縫えるようにしています。
外装を拭き上げ、各模様を点検、ボタンスイッチ、スピードレバーなどもスムーズに動き修理完了です。

整備完了後、26年前のミシンですが、快調に縫えています。
これからも末永くご使用ください。

当社では安心の修理保証をお付けしておりますので、今後もお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

2018年9月22日土曜日

ブラザーミシン イノヴィス N-80α の修理


ブラザーミシン N-80α 動くが縫えない
ミシンの修理をお預かりしました。

糸カセット式のコンピューター刺しゅうミシンで
上糸をカセット内で掛けて、左上から押し込むと針まで糸を通してくれる優れ物です。
コンパクト軽量で、標準装備の刺しゅう機を取り付けると10×10センチの刺しゅうが出来き、
発売当時、この糸カセット式のミシンはよく売れていました。
修理依頼内容が、「縫えない」でしたので、点検したところ、下糸をすくってくれません。

針とカマのタイミングが、ズレているようで前面カバーを取り外しました。
カマ付近の画像です。
糸ホコリが溜まっています。 
よくご使用されているようです。

縫えない原因は針とカマのタイミングがズレていました。
針が最下点から5~6ミリ上昇した時点で、
カマの剣先が針の後ろを通過していないと縫えません。 
ちょっと遅れていて調整が必要です。

上軸のタイミングベルトギアです。
ギアの溝を埋めるように黒いホコリが挟まっています。
このホコリにベルトが乗り上げてズレたようで、
縫えなかったすべての原因です。

ホコリを取り除いて掃除した後に、ベルトを逆にズラしてタイミングを合わせました。

ベルトは配線カバーの奥にあり、カマのタイミングを合わせ後、配線を繋げています。

何本もの配線が集中していて、間違えないよう注意が必要でした。
カマの付近ですが、ホコリが溜まっていたので掃除して注油しています。
中央に写っている黒いひし形の部品は、市販のカッターの刃です。
最近の自動糸切りミシンは、ほとんどカッターの刃を使っています。

※職業用ミシンは、耐久性のあるメスを使っています。
全体の掃除と点検・注油を行った後に前面カバーを取り付けます。
前面カバーを取り付け、試し縫いを繰り返し行い、動作音、縫い目に問題なく修理完了です。

今回の修理は、よくご使用頂いているミシンで内部のホコリがタイミングベルトに挟まり、起こった修理です。
内部のホコリを掃除しましたので、しばらくは問題なく縫えそうです。
よくご使用されるお客様は、定期的に内部掃除を依頼されることをオススメします。

2018年9月21日金曜日

ブラザーミシン シャリオⅠ 糸切り不良修理


ブラザー シャリオⅠ 糸切り動作が悪いミシンをお預かりしました。

 10年くらい前の発売で、人気機種のBC-6000の後継機種として発売されましたが、人気があったBC-6000は、デザイン変更で現在も販売されています。

送り歯や液晶画面等の変更を行い使いやすくなっています。

 前面カバーを取り外しました。
この当時になると、基板も小さくなり内部がすっきりとしています。

送り部分です。カマ付近はお客様の手入れが
行き届いてまして、きれいな状態でしたが、
奥はホコリが溜まっています。

 底カバーですが、鉄製の板を使い振動と安定性がよくなり、音も静かになっています。

カマの部分ですが、針でキズが入っていました。

ヤスリやドライバーの先などを使い、研磨して音が軽くなっています。

針落ち位置が後方になっていた為、カマに当たっていました。
中央に落ちるよう調整しています。

糸切り不良で糸切りメスを交換しましたが
動作が悪く、よく見るとギアにホコリが溜まっていたのが原因で糸が切れなかったようです。

 汚れたギアを分解して掃除します。

 ギアを分解掃除しました。

全体の掃除と注油、糸切り保持板のブラシ取り付けを行い、試し縫いも問題なく縫え、動作音も静かになり修理完了です。

糸切りのギアの掃除等は、今まで行ったことが
ありません。 よく糸切りをご使用されていたのでしょう。
今回の修理で糸切りも快調になり、
末永くご使用ください。
当社では安心の修理保証をつけておりますので今後もお困りのことがあればお気軽にご相談ください。