2018年9月26日水曜日

ブラザーミシン M-200の修理

ブラザーM-200 送り歯が上がらないミシンをお預かりしました。
ブラザーのコンピューター刺しゅう機付のミシンです。  ディズニーの刺しゅうができ、タッチパネル操作になっていて、自動糸切り、簡単な自動針穴糸通しもついています。



ドロップフィールドは送る側に動いていますが、送り歯は上がっていません。
通常は、はずみ車を手前に1回転すると上がってきますが、上がりません。
ドロップフィールド以外が悪いようです。
前面カバーを取り外しました。
この後、送り装置、自動糸切りから出ている配線を外し、ユニットを本体から取り外して確認します。
送り歯の支えが外れていました。
通常は送り歯を上に手で持ち上げると受け皿に乗るのですが、挟まっていました。
挟まっていた送り連結棒を正常な位置に戻して高さ、前後の動きが正常になりました。
(下画像)







送りの調整を行う為に取り外していた、送り・カマユニットを本体に戻します。
ユニットを取り付け配線をメイン基板に繋いで
全体の掃除と注油を行い、前面カバーを取り付けます。
送り歯も針板から出ています。
動作も問題なさそうです。
前面パネルを取り付け、ボタンスイッチ、タッチパネルの点検、試し縫いを繰り返し問題なく縫えて修理完了です。
送り歯の連結棒は設計上、外れない造りになっていますが、厚物縫いか、もしくは強い負荷が掛かったのではないでしょうか。
当社では安心の修理保証をつけておりますので、今後もお困りことがあればお気軽にご相談ください。

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