2019年1月15日火曜日

JUKIミシン修理 SPUR 25SX 全体整備

JUKI SPUR25SX 10年くらいご使用で全体整備でお預かりしました。
押えの上下の動作が悪く、糸切りカムに亀裂があり交換します。
ミシンの底カバーを取り外しました。
ご使用年数の割にはきれいなほうです。

糸切りカムを取り外すために、カマを取り外しました。 糸が絡んでいましたが、簡単に取り除いています。
糸切りカムは矢印の糸切り装置の奥にあります。 下軸(カマ回転軸)を移動させて糸切りカムを取り外しますが、糸切り装置が邪魔になりネジを緩めて取り外します。
下軸に止めてある糸切り関連カム3つとギアのネジを緩めて10センチ以上、軸を右に移動させました。
外れた糸切りカムです。
取り外す時に外側の糸切り装置のネジを緩めて取り外します。
左側が取り外した糸切りカムです。
亀裂が入っていますが、この状態でも糸は切れます。  
ただ、強い負荷が掛かったりした場合、破損しますので交換しました。
この隙間から糸切りカムを入れていきました。
糸切りカムを交換して、糸切りのタイミング、カマと針のタイミングを合わせました。
動作が悪かった押え棒は研磨を行い、良好にしています。
全体の整備と注油、掃除を行い、試し縫いも問題なく縫え修理完了です。

2019年1月11日金曜日

ジャノメミシン修理 トピア802 下軸ギア交換

ジャノメ トピア 802 返し縫いボタンの動きが悪いミシンをお預かりしました。
40年くらい前のミシンです。 返し縫いボタンは注油で簡単に直りましたが、経年で下軸ギアに亀裂が入っていました。

カマ付近の画像です。
ジャノメ独自の家庭用ボビンケースを使った全回転ガマです。
音が静かで、糸絡みが少なくなります。

下軸に取り付けてある、カマを回転させるギアです。 経年で亀裂が入っています。
回転不良を起こしたり、脱落してカマが動かなくなります。
内ガマを取り外した画像です。
矢印の方向に回転します。 内ガマの剣先も矢印に合わせてセットします。
交換のため、カマを分解しました。
下軸を右に移動させて、ギアを取り外しました。
右側が交換用のギアです。
メーカーの供給がないため、社外品を注文しました。
若干形状が違いますが、取り付けてみます。
下軸ギアの取り付けに関しては、まったく問題ありません。
但し、鍋ネジがインチサイズになっている為に
ミリサイズの六角レンチは使用できません。
分解していたカマを取り付けました。
初めての交換ですので、ちょっと手間取りましたが、スムーズに回転しています。
針とカマのタイミングと隙間を調整し、ボビンケースをセットしました。
コントローラーを踏んで動かしましたが、音も軽く問題なさそうです。
上フタを取り外し、掃除と点検注油を行っています。上部には不具合はないようです。
ドロップフィードの動作不良があり、注油で直しています。
ギアを交換しましたが、動作音も静かで違和感もありません。試し縫いもきれいに縫えました。
末永くご使用ください。

2019年1月9日水曜日

ブラザーミシン修理 PS-203 糸調子不良

ブラザー PS-203 糸調子が合わないミシンをお預かりしました。
小型軽量のコンピューターミシンで人気のPS-202型の色違いになります。
修理依頼の「糸調子が合わない」ですが、下糸のセットが不充分です。
この状態ですと下糸の張力が出なくて上糸が吊ってしまいます。
届いた状態で試し縫いを行いました。
上糸が吊った状態で下糸が引き上げられ表に出ています。
裏側の画像です。
下糸は張力がないため、たるんで直線縫いに見えません。
正常な下糸のセット方法です。
ボビンに巻いた下糸を手前に引いた時に、ボビンの左手前に出るようにします。
矢印の先から糸を入れてガイドの下に糸がなるようにします。
次に、右人差し指で軽くボビンを押え、手前に出ている糸を緩めずに左に引きます。
左に糸を引いた後に人差し指を離して、左横に糸を引いた時に張力を確認してください。
張力がない場合は、再度セットをやり直します。
糸を溝に通して最後は、糸を右に引き糸がカットされます。
カットした糸は、引き上げる必要はありません。
そのまま縫えるようになっています。
下糸のセットを正しくしました。
生地にきれいに縫い目が出ています。
最後に糸調子が合っている時は、ボビンの左端から糸が出てボビンの上を通過し、針落ち穴に糸が向かっています。
糸調子が悪い時は、一番にこの状態になっているかご確認ください。

2019年1月5日土曜日

JUKIミシン修理 E60 異音と糸調子不良

JUKI HZL-E-60 異音と糸調子不良のミシンをお預かりしました。
JUKIの実用型コンピューターミシンです。
手元集中操作、ダイレクト模様選択、自動糸調子などが特長です。
カマの底カバーを取り外しました。
ホコリがたくさんあり、よくご使用されていらっしゃるようです。
カマ付近を後ろから撮った画像ですが、こちらもホコリが溜まっています。
糸調子ダイヤル付近です。
こちらもホコリが溜まっていて、まずは掃除から行いました。
異音の原因は、全体の油切れで特に上軸と下軸を繋げているベルトがあり、そのベルトを張っているローラーの油切れがひどく、取り外して注油とグリスを塗っています。

グリスと注油で軽く回るようにして、本体に取り付けました。
この状態で全体の注油、グリス補充を行っています。
メイン基板は、本体の後ろに取り付けてあります。
前面カバーの操作パネルとメイン基板の接続は帯状のコードだけで接続できます。
糸調子が悪かったのは、板バネに糸が絡んでいました。
針で引っ張りだそうとしましたが、取れません。
糸調子の板バネを取り外しました。
糸の出口で何重にも絡んでいたのを取り除き、張力を調整しています。
全体の注油を行い、スタート・ストップ、ダイレクトボタン類の点検、糸調子の調整を行い、試し縫いに問題なく修理完了です。
末永くご使用ください。