2020年2月7日金曜日

シンガーリル 1050DXの修理

シンガーリル 1050DX 糸が絡みやすく、下糸巻きの時に異音がするミシンをお預かりしました。(8年程ご使用です)

内釜の回転止めです。糸が絡んだ時にはずみ車を逆回転に回されて変形しています。内釜にもキズがあり交換が必要です。

釜周辺は掃除されてありましたが、後ろカバーにはホコリが溜まっていました。
よくご使用されているようです。
糸調子器付近を後ろから撮った画像ですが、待ち針が入りこんでいました。
取り除いています。
 内釜の回転止めです。板バネが変形して飛び出しています。糸が引っ掛かりやすくなるため修正します。
 分解してペンチを使い修正しました。
この後、取り付けます。


 釜の回転止めを取り付け掃除しています。
 キズがついていた内釜を交換しました。
 はずみ車からの異音ですが、注油で直らずスプリングピン(軸に通してあるピン)を抜いて分解します。
 分解しました。
右のベルトプーリーと軸の油切れが原因です。
 上の回転軸です。油切れによる細いキズがたくさんあります。これが異音の原因です。注油だけではすぐに元に戻り、摩耗も激しくなります。
 サンドペーパーで研磨しました。
注油を行い充分な空回しをして、汚れを落として組み立てます。
内釜の交換、釜の回転止めの修正、はずみ車の分解研磨・調整と全体の点検注油で快調に動いて修理完了です。
末永くご使用ください。

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