2018年9月12日水曜日

ブラザーミシン PS-202 の修理

                ブラザーPS-202 ボタンを押してもE6エラーが
                出て動かなくなったミシンをお預かりしました。

                小型ミシンのベストセラーで発売から10年以上
                経過していますが、現在も売れ続けています。
                軽量で持ち運びも楽にできます。
                

                エラーが出て動かない症状でしたので、早速
                カバーを取り外し動かない場所を特定します。
               
 
                前面カバーを取り外しました。
                電子基板がありますが、内部は簡単な構造に
                なっています。                           


                下軸と玉軸受けが固着しているようです。
                下軸ユニットを止めてるネジとベルトを外し
                本体から取り外して、固着部分を修理します。

 
                 固着している部分は、丸い軸受けです。
                注油だけでは、動いてくれません。
                ギアと軸受けを取り外します。

 
                 玉軸受けを叩いて右に移動させました。

 
                 取り外して汚れていた部分を拭きましたが、
                 固着していた部分に傷がついていました。
                 このままでは、また固着してしまいます。

 
                 ヤスリ、ペーパーを使い研磨しました。

 
                 針とカマのタイミング調整です。
                 針が最下点から5~6ミリ上昇した時に、カマの
                 剣先が針穴の2ミリくらい上を通過するように
                 調整して組み立て後に隙間がないようにします。


                前面カバーを取り付け入念に試し縫いを行い
                快調に縫え修理完了です。

                当社では安心の修理保証をつけておりますので
                今後もお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
                              

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