2019年3月1日金曜日

シンガーミシン修理 S3000 動きが悪い

シンガーミシンS3000動きが悪いミシンをお預かりしました。
20年くらい前のミシンになりますが、頑丈な造りでたくさん販売していました。

見積もりの為、電源を入れたところランプが点灯しません。前面カバーをはずして基板を点検したところ、矢印部分のコネクターを手で触ると電源が入ったり切れたりします。


基板を取り外し裏返してみるとハンダの劣化が原因とおもわれ、ハンダの手直しをして問題なく電源が入りました。
動かない原因は矢印部分の針棒クランクが固着していました。
分解して針棒クランク部分を取外します。
矢印部分が黒く汚れています。クランクロッドが焼き付きをおこしているようです。
劣化したグリスを除去して新しいグリスを塗りました。
問題なく動作します。
各部品を組み付けて調整致しました。
丸印の釜を駆動しているギア、布送りを駆動している各部に清掃後、にグリスを塗っています。
ベルトにテンションをかけているローラーから異音がしていたので分解して清掃後、グリスを塗り音は無くなりました。
布を送る送り歯の高さが低かったのでこのままでは、布を送るのに支障がでますので既定の高さに調整致しました。
全体の点検・整備を行い音も軽く、
動作も良好になり問題なく縫えております。
ボタンスイッチも正常です。
末永くお使いください。

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