2018年10月16日火曜日

ブラザーミシン TA-626の修理

ブラザー TA-626職業用ミシン、糸が切れる症状でお預かりしました。
ブラザーのポータブル型職業用ミシンの2代目になります。
上位グレードには送り歯から針が出てベルベットが縫いずれしない、627型があり当時よく売れていました。
糸切れの原因は、針の向きが逆になっていた為で、正常に取り付けると問題なく縫えました。

一通り点検していますと、中カマの回転止めが浅かったので調整が必要でした。
中カマと回転止めです。
隙間が広く、糸が絡んだ時に外れそうです。
裏から、回転止め(カマ止め)を調整します。
底カバーを取り外しました。
ホコリは無くきれいな状態でしたが、調子悪かったので油を差されたようです。


油が変色や酸化したら、汚れが落ちなくなるので拭き取りました。
底からの画像です。カマとカマの回転止めの隙間を狭くします。
回転止めのネジを緩めて調整しています。

30番の糸が通る程度に調整しました。
糸調整は下糸が強く、ボビンケースで調整し、試し縫いを繰り返して、問題なく縫え修理完了です。
当社では安心の修理保証をつけておりますので、今後もお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

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