JUKI HZL-E-60 異音と糸調子不良のミシンをお預かりしました。
JUKIの実用型コンピューターミシンです。
手元集中操作、ダイレクト模様選択、自動糸調子などが特長です。
カマの底カバーを取り外しました。
ホコリがたくさんあり、よくご使用されていらっしゃるようです。
カマ付近を後ろから撮った画像ですが、こちらもホコリが溜まっています。
糸調子ダイヤル付近です。
こちらもホコリが溜まっていて、まずは掃除から行いました。
異音の原因は、全体の油切れで特に上軸と下軸を繋げているベルトがあり、そのベルトを張っているローラーの油切れがひどく、取り外して注油とグリスを塗っています。
グリスと注油で軽く回るようにして、本体に取り付けました。
この状態で全体の注油、グリス補充を行っています。
メイン基板は、本体の後ろに取り付けてあります。
前面カバーの操作パネルとメイン基板の接続は帯状のコードだけで接続できます。
糸調子が悪かったのは、板バネに糸が絡んでいました。
針で引っ張りだそうとしましたが、取れません。
糸調子の板バネを取り外しました。
糸の出口で何重にも絡んでいたのを取り除き、張力を調整しています。
全体の注油を行い、スタート・ストップ、ダイレクトボタン類の点検、糸調子の調整を行い、試し縫いに問題なく修理完了です。
末永くご使用ください。
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