2019年2月9日土曜日

アンティークミシンの整備

会社のコレクションのアンティークミシンの整備を行いました。
TITAN ドイツ製のミシンのようです。
錆びて動かない為、分解します。
アンティークミシンは、左の面板(側面カバー)に針棒、押え棒、糸調子ダイヤルが取り付けてあります。 サビを落として動くようにします。
ボビンケースの出し入れですが、他のアンティークミシンのボビンの取り出しは、こつが必要でしたが、このミシンは浮くように造られていて簡単に取り出せます。
底からの画像ですが、ボビンケース受け部分です。ボビンケースは尖っていてカマの役目もします。(シャトルガマ)
動きは左右に動き、針糸をすくうようになっています。

針棒、押え棒、針板、すべり板、送り歯など分解しました。 はずみ車も分解しようしましたが、ネジが緩まず現状で整備します。
下の部品はボビンケースを浮かすパーツですが、画像を撮り忘れてしまい、矢印のところに付けるのにちょっと苦労しました。
下糸巻きです。
細長いボビンへの巻き取りですが均一に巻けるように工夫されています。
全体の整備を行いましたが、針がありません。
昔の針で、現在の針は頭部が大きく入りません。
家庭用ミシン針をグラインダーで細く削り取り付けました。
試し縫いを行いました。
きれいな直線が縫えて、動作も問題ありません。 整備完了です。
会社のコレクションとして展示します。

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