前面、底カバーを取り外して注油しましたが、改善しません。 このタイプ送りのパーツが悪くなりますが、すでに交換済みです。
下軸と軸受内の油の劣化が考えられます。
底からの画像ですが、矢印部分の軸と軸受の油の劣化で粘着性が出ていると思われます。
その前に送り部分の点検を行います。
布送りの連結部分と送り調整の土台のネジを緩めましたが、症状は変わりません。

下軸を取り外しました。矢印部分が古い油の影響で動作不良を起こしていたようです。
古い油を拭き取りサンドペーパーで下軸を研磨しています。
研磨した下軸を元に戻しましたが、古く変色した油が付着してきました。抜き差しを繰り返し変色した油が付かなくなるまで繰り返しています。
奥の部分ですが、ルーパーを動かすために溝を掘ったカムがあるのですが、グリスが劣化して茶色になっています。動作不良の原因になるため除去しています。
回転軸を取り付けルーパー調整、送りのタイミング調整、注油、新しいグリスを塗り動作も良好になっています。
糸調子を合わせ、メスの点検を行い動作良好です。 試し縫いを繰り返し問題なく縫えるようにしています。 まだまだご使用できそうです。
末永くご使用ください。
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