シンガーコンピューターミシン7210型ボタンを押しても動かないミシンをお預かりしました。
油切れと経年による金属の劣化が原因です。
修理のため外せるカバーをすベて取り外しました。 あまりご使用されてないようで、きれいな状態です。 針棒を動かすクランクロッドの不良で、分解が必要です。
カマの底部分ですがホコリもほとんど無く、きれいな状態ですが、グリスの除去と補充が必要です。
矢印部分が悪くなっているクランクロッドです。
これを取り外すために針棒・押え棒ユニットを取り外しました。
取り外した針棒クランクとクランクロッドです。
黒く汚れているのは油切れと摩擦・劣化による金属粉です。 きれいに取り除き研磨します。
固着していたクランクロッドを取り外します。
内部も汚れています。これが動かなくなった原因です。
ヤスリ、サンドペーパー、研磨剤を使い汚れを落とし磨きました。
スムーズに抜き差しが出来て、回転に問題が無いか確認して取り付けます。
丸く囲んでいるのが針棒・押えユニットです。
針棒クランク・クランクロッドを取り付けてユニットを元に戻し微調整を行いました。
タイミングベルトを張っているローラー(アイドラー)です。グリスの劣化にで異音の原因になり、分解してグリスの除去と補充を行っています。
カマの底部分です。
こちらも古いクリスを除去して新しいグリスを補充しています。
全体の注油と掃除、組み立てを行い、ボタンスイッチの点検を行いましたが問題なく動作します。 自動糸調子を合わせ試し縫いもきれいに縫え修理完了です。 末永くご使用ください。
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