2018年11月5日月曜日

シンガー アンティークミシンの整備

先日から分解していました。シンガーアンティークミシンを仕上げました。

ボビンケース部分です。
針が下にある時にボビンケースは左にあり、針が上昇する時にボビンケースは右に動き、ボビンケースの先が糸をすくうようになっています。
初期のミシンはカマ兼ボビンケースを使用して、回転運動ではなく、左右に動くように造られています。

ボビンケースの先が尖っていて、カマの剣先にの役目をします。
ボビンは細長いボビンになっています。
針は頭が細い針ですが、販売されていません。
家庭用の針の頭をグラインダーで細く削り取り付けました。
手回し部分です。
回転は奥に(右回り)回します。
現在のミシンと同じように調整ができます。
赤色の矢印のネジは押えの圧力調整、黄色の矢印は糸取バネの強さ調整です。
緑色の矢印は糸調子皿に連動していて糸締まりを調整できます。

試し縫いを行い、問題なく縫え整備完了です。

このミシンは会社のコレクションです。
会議室に飾られることになりました。

部品の欠損が無ければ古いミシンでも修理いたします。

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