2019年3月14日木曜日

三菱ミシン修理(古いミシンの修理)

「モーターベルトが切れ、コントローラーを失くして縫えない」とのご依頼で三菱の60年くらい前のミシンをお預かりしました。
動きに問題ないようですが整備します。
針板を取り外しました。
矢印部分の溝にホコリが溜まると送り歯の動きが悪くなります。外しましたので掃除しました。
底からの画像です。
経年で油汚れが目立ちます。パーツクリーナーで汚れ落としを行いましたが、時間が掛かりそうなので分解することにしました。
家庭用の分解はあまり行ったことがありませんが、割と簡単に分解できました。
洗剤を使い部品の油汚れを落とします。
縫い目の長さ調節部分ですが、ダイヤルを回しても変更できません。
矢印の突起物が出てくるのですが、分解して直しています。
突起物は矢印部分に当たり、前進と後進の長さを左のレバーで調整しますが、当たっていませんでした。 長さの変更が出来るように調整しています。
下糸巻きです。
ゴム輪は交換済みでしたが、はずみ車に当たっていませんでした。 矢印のネジ調整でゴム輪が当たるように調整しています。
針棒クランク(針を上下させる)ですが、糸が絡んでいました。
引っ張りましたが、切れてしまい針棒を取り外して絡んだ糸を取り除きました。
底部分です。
洗剤で汚れを落とし組み立てました。
随分ときれいになり、快調に動いています。
点検整備を行い、試し縫いですが業務用の糸が外れてしまいます。たまたま三菱のMに引っ掛かりきれいに縫えました。
200M巻の糸では問題ありません。 末永くご使用ください。

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