2019年7月25日木曜日

シンガー メリット SR-628 糸調子不良の修理

シンガーSR-628 糸調子不良のミシンをお預かりしました。
長くご使用されていません。 針振り不良やモーターベルト付近の音も大きいようです。
糸調子ですが、表は良いのですが、裏がループ状になります。
糸調子ダイヤルが効いていないようです。
糸調子ダイヤルを点検すると押えを下げても内部の皿が締まりません。分解して調整します。
押えを上げた時に矢印部分の糸調子ダイヤル連結板が動きません。
押えを上げた状態で長期間、動かされていないようです。
糸調子器を緩める連結板を取り外しました。
錆びや汚れで動かなかったようです。
錆びや汚れを掃除しました。
連結板も錆や汚れがあった為、分解して掃除しました。
ジグザグ時に振り幅ダイヤルを最大にしても針が振りませんでした。
矢印のクランクロット部分の注油で改善し、分解は必要ないようです。
針棒ですが、錆と汚れがひどく分解しました。
そのまま使用すると固着して、更に大変になります。
サンドペーパーを使いきれいに錆と汚れを落とし、組み立て調整を行っています。
底部分です。  きれいな状態でしたので点検と注油を行い、良好に動いています。
モータープーリー(ベルトギア)部分ですが、音が大きかったので掃除と、ベルト張りの調整を行っています。
糸調子ダイヤルを緩める連結板の不動で糸締まりが悪かったのですが、掃除組み立て後は、調整可能になりきれいな縫い目が出ています。

30年くらい前の電動ミシンですが、分解修理を行い、問題なく使用できるようにしています。
保存状態がよくきれいなミシンです。
末永くご使用ください。

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