JUKI シュプール98DX 動きが悪いミシンをお預かりしました。
15年ほどご使用のミシンで動作不良部分の確認のため分解します。
針板部分を取り外しました。
15年くらい前のミシンですが、あまりご使用されてないようで、ホコリは少ないほうです。
動作不良の原因は送りを上下させる軸の油切れが原因のようで、止めているネジやピンなどを取り外します。
他に不良個所がないか点検すると、糸切りカムにも亀裂が入っており、こちらは交換します。
送りの上下運動軸を左にズラしました。
油と金属屑が付着して真っ黒です。 この部分が動作不良の原因で拭き取り、サンドペーパーで磨きます。
汚れた部分を拭きとり、ペーパーで削り磨いた後、高さ調整を行い、止めていたネジやピンを元に戻しています。
下軸(カマ回転軸)です。
亀裂の入った糸切りカムの交換と古い油の拭き取りのため、取り外しました。
左側の新しいカムと交換しています。
送り歯、糸切り装置部分の掃除を行ない、針とカマの剣先の出合い調整をしています。
交換した糸切りカムです。
底部分の掃除と注油、グリスの補充、カムの取り付け位置調整、送り歯の高さ調整、ドロップフィードの調整と動作確認を行っています。
針穴糸通しの調整をして、全体の掃除と注油を行い軽快に動くようにしています。
糸切りのテストも良好です。 まだまだご使用できそうです。 末永くご使用ください。
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