2019年10月5日土曜日

リッカー B-3 動きが悪いミシンの修理

リッカーB-3 動きが悪く止まりそうになるミシンをお預かりしました。
35年くらい前のミシンではずみ車を回しても重くて、全体整備でお預かりしました。
分解するため上カバーを取り外して、右横のカバーを取り外すのですが、はずみ車を取り外さないとこのネジが見えません。緩めて横のカバーを取り外しました。
底カバーを取り外しました。
ホコリはあまり無いようですが、固着はなく全体の油切れのようです。
針棒付近です。こちらは経年のホコリが溜まっていました。
針穴糸通しや押え上げレバー、押え棒の高さ調整などが必要です。
電子制御基板です。35年前の基板ですが現役です。 今ならば3分の1くらいのサイズになります。  部品は無く慎重に取り扱います。
電子制御基板を取り外しました。
模様カムの回転が悪いようで、注油とグリスを補充しています。
上フタ、底カバー、左右のカバー、下糸巻き、はずみ車などを取り外した状態です。
掃除を行ない注油、グリスの補充を行っています。
前面のカバーにある針上下ボタンと一針縫いボタンを点検したところ、動作が悪く取り外しました。テスターで調べたところ通電はしているようですが、真ん中のボタンが作動しません。
いろいろ点検・調整しましたが、下停止ボタンは作動しませんでした。
本体の電子制御版が悪いようで、ご了承を得て本体に戻しています。
カマの部分です。
糸絡みやホコリがあり取り除きます。
糸絡み除去後、掃除と注油を行っています。
針棒付近です。掃除後、押え高さ調整・押え上げレバーの調整、針穴糸通しの調整など行い、送り歯周辺も掃除と注油を行っています。
一部修理不可の部分がありましたが、直線はきれいに縫え、返し縫い、縫い目の長さ調整などは問題ありません。 まだまだご使用できそうです。 末永くご使用ください。

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