2019年10月13日日曜日

JUKI 3本糸ロックミシン  MO-313 の修理

JUKI MO-313 目飛び、糸切れでお預かりしました。 
あまりご使用されてませんが、布が上下ルーパーに絡んで不調になったようです。
下ルーパーと上ルーパーが交差する時に当たってしまいます。両方のルーパーの調整が必要です。
針と上ルーパーの出合いタイミングと隙間もズレているようで調整が必要です。
矢印、左の下ルーパー取り付け台ネジを緩め針とルーパーの隙間とタイミング調整して、右側の上ルーパー駆動腕の止めネジを緩め、下ルーパーとのタイミングを調整を行いました。
上下のルーパー調整を行い、交差タイミングは良くなっています。
最後に上ルーパーと針の出合いと隙間の調整を行います。
上ルーパーの取り付けネジです。内部に鍋ネジがあり、6角レンチを使い前後、左右の調整を行いました。
針、上下ルーパーのタイミング調整を行い、掃除しています。なんとか縫えそうです。
布が絡んだ時は、稀にルーパー自体の変形が発生して微調整が必要になります。
取り外した底カバーです前面の開閉カバーが前面に倒れています。
糸掛けの開閉時に上手く開けられず、隙間が出来て不具合がでます。
現在、赤ラインの部分がグリーンのライン位置で止まるのが正常です。
交換パーツは無いので取り付け部分をペンチで加工します。
前面の開閉カバーを取り外しました。
赤い矢印部分が、右に傾き、前面に押し出され黄色い矢印部分のカバーが変形しています。
ペンチを使い奥に戻しています。
原因は前面カバーの開く時に右に動かして開けるのですが、右に動かすのが不充分で開くと矢印部分が手前に曲がってしまいます。
修正した後の画像です。
前面の開閉カバーが少し後方に傾斜している状態が正常です。
内部の掃除、注油をを行い、前面カバーの開閉も良好です。 試し縫いを繰り返し目飛び、糸切れもありません。 まだまだご使用できそうです。 末永くご使用下さい。

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