2019年11月10日日曜日

ジャノメ 電子ミシン 4450 布を送らない ミシンの修理

ジャノメ 電子ミシン 4450 布を送らない、動作が重いミシンをお預かりしました。
早速、不調箇所の確認のため、前後や上下のカバーを取り外しました。
送りの前後切り換え部分ですが、右側にあると前進、左にあると後進するのですが、中間地点で止まったままで送らないようです。
この部分は分解と掃除で直りそうです。
ジクザグの振り幅の調整装置ですが、グリスが固くなり、ジグザグが上手くきません。
洗浄してグリスを塗り直し、ジグザグが出来る様にしています。
はずみ車を手で回すと重たい感覚で上軸と下軸を繋げているベルトを外し、どちらが悪いか確認したところ、下軸(カマや送り装置の駆動)が悪いようです。
カマの固定軸です。
下軸連結部分を注油や洗浄しましたが、重さは改善せず、この軸を抜いたところ軽く動くようになりました。 油の劣化による動作不良でした。
送りの切り換えパーツです。グリスが固くなり動作が悪かったようです。
グリスを除去して、新しいグリスを塗っています。
取り付け後、前後送りのカムも油の除去、洗浄を行い、切り換えもスムーズになるようにしています。
針振り、送りの切り換え、動作が重い部分も直り、全体の点検と掃除・注油を行っています。
15年くらい前の電子ミシンですが、ご使用頻度が少なかったのかグリスの劣化による動作不良点が多かったようです。 整備後は快調に動いています。 末永くご使用下さい。

2019年11月4日月曜日

JUKI シュプール98 動かないミシンの修理

JUKI SPUR98 コントローラーを踏んでも動かない、まれに動く時があり、踏まなくてもモーター音がするミシンをお預かりしました。
コントローラーを新しくしましたが、症状は同じで上フタを開けたところにある、メイン基板が悪くなっているようです。

メイン基板を取り外しました。ミシン本体に注油をされていたようですが、量が多かったのか基板がぬれています。この油が原因で不具合が出ているようです。
本来なら基板の交換ですが、すでに供給打ち切りで新品のパーツは入荷しません。
パーツクリーナーを使い基板とボックスを2回洗浄して正常に作動するようにしています。
底のカバーを取り外しました。
ミシンの下部とカバーに経年の汚れがあります。
カバーには油も溜まっていました。 少し油の量が多いようです。
底カバーや側面カバーを洗浄しました。
本体の下部も掃除と注油、グリスを塗っています。
モーターは動くようになったのですが、異音とすぐにモーターが熱くなってしまいます。
モーターも悪くなっているようです。
これも新しいモーターは入荷しません。
モーターのカバーを取り外しました。
回転軸が黒く汚れています。 モーター自体は動くのですが焼き付いているようです。
前面は更にひどく削れいるようで、これが摩擦熱の発生と大きな異音の原因です。
取りあえず研磨剤で磨きました。
モーター内部の掃除と研磨を行いましたが、改善せず、中古のモーターと取り替えました。
音は良好になり、なんとか満足して頂ける状態になりました。
カマ周辺の掃除とタイミングの調整、掃除を行なっています。
メイン基板の洗浄と中古モーターの交換で快適に動き出しています。 (中古パーツは入荷待ちになり時間を頂きます) もう少し使えそうです。
末永くご使用ください。

2019年10月25日金曜日

シンガー ルミナ 3380の修理 液晶画面が写らない、動かない

シンガールミナ 3380 手元ランプは点くが、画面が映らず、ボタンを押しても反応しないミシンをお預かりしました。
20年以上ご使用のミシンです。
手元ランプ以外は何も反応しないため、メイン基板を交換することにしました。
新しいパーツは無いので中古パーツで対応です。
右側の取り外した基板ですが、ヒューズなどは切れてなく、経年による劣化が原因のようで、部品取りにしていたミシンより、基板を外して取り替えます。
基板を取り替えて前面カバーの配線を繋ぎ、試し縫いを行うと問題なく作動します。
一時的に組み立て全体の点検を行います。
カマの底カバーを取り外しました。若干のホコリがありますが劣化や傷んでいるところはありません。 送り歯の高さが少し低いようで調整が必要です。
送り歯の高さ調整ネジです。ナットと鍋ネジで調整できます。右に回して若干高くしました。
電源を入れ試し縫いを行うと、カマ付近から異音と回転不良を感じました。
内ガマが悪いようで取り外しました。
矢印部分に針が貫通した痕が残っています。
裏からの画像です。針が貫通して小さな腫物状態になっています。削るか交換が必要です。
今回は交換しました。
基板交換後、全体の掃除と注油を行い、試し縫いを繰り返しました。 動作に問題なく、きれいに縫えています。
まだまだ使えそうです。 末永くご使用ください。

2019年10月21日月曜日

ベビーロック BL-670の修理 (針が折れて縫えなくなった)

ベビーロック BL-670 針が折れて縫えなくなったミシンンをお預かりしました。
はずみ車を手で回しましたが、どこかに当たっているのではなく、軽く回りました。
糸を掛けて、点検のためにコントローラーを踏みましたが、生地が進みません。
矢印の送り歯が上下には動きますが、前後運動をしていません。 カバーを取り外します。
底カバーを取り外しました。
ホコリが溜まっていますが、15年ご使用されたら、これぐらいは普通です。
底カバー・左側面カバーを取り外したところ、ネジが2本落ちてきました。 珍しい事でこのネジが外れて動かないようです。
送りカムから連結している部分のネジが外れていました。
取り付けましたが、縫い目の長さに応じた微調整が必要でした。
しっかりと締めて緩まないようにしています。
糸調子を合わせてきれいな縫い目が出ています。送りの動作も良好です。
今回は、ネジが緩んで外れ送りが動かず、布が送られなくて針が折れたようです。
全体の掃除と注油を行い修理完了です。
送り以外は問題なく、軽く動くようになっています。 まだまだご使用できそうです。
末永くご使用ください。

2019年10月14日月曜日

シンガー NUI-COM 5580の修理 (動きが悪い)

シンガー コンピューターミシン5580 動作不良のミシンをお預かりしました。
スタートボタンを押すと1回転くらいしますが、止まってしまいます。
上カバー、底カバーなどを取り外して何処が悪くなっているか、注油をしながら確認します。
一通り注油しましたが、ほとんど改善しません。通常は、針棒クランク付近が悪いことが多いのですが、今回は違うようです。 上軸と下軸を繋いでいるタイミングベルトを外します。
タイミングベルトを取り外しました。 この状態ではずみ車を回したところ軽く回転しました。
下軸系か、カマ周辺、送り等の固着が考えられます。
送り、カマ、下軸等を点検したところ、下軸の動きが悪いようです。本体に止めているネジを緩めて確認です。
ステッピングモーター(送り歯の前後、運動量調整部分)に取り付けてある下軸受けが悪くなっているようです。
経年によるグリスの劣化が原因のようで、硬化したグリスを剥がすように取り除いて、研磨しました。
下軸系、カマギア、送り装置のグリスを除去して新しいグリスを補充しています。
その他全体の掃除と点検・注油を行っています。
先ほどのタイミングベルトを取り外したついでにアイドラー(ベルトを張っているローラー)を取り外し、グリスの除去と補充を行っています。
シンガーの20年くらい前のミシンですが、整備後は快調に動き出し、試し縫いもきれいに縫え修理完了です。 まだまだご使用できそうです。
末永くご使用ください。